清春芸術村に行ってきました

2022.01.23
みなさまこんにちは。
S.L.M事業部(広報部)の宮平です。
 
数カ月前のことになりますが、山梨県の「清春芸術村」に行った話をします。
 
突然ですが「白樺」という雑誌は御存じでしょうか?
云十年前学習院に通っていたお坊ちゃんたちの集団が作った、文化芸術の同人雑誌になります。
武者小路実篤(むしゃこうじさねあつ)を中心に、志賀直哉、里見弴、柳宗悦……さまざまな人間が参加しております。
国語の授業で「白樺派」と名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
 
文学のイメージが強いですが、実は芸術や思想の紹介が中心だったようです。
戦前、庶民に海外旅行が一般的でない時代に、西洋美術(ゴッホ等)を広めたという……。
白樺派の文士は、ざっくり表すと、インフルエンサーみたいなものでしょうか。
 
私の知識も浅いですし、話せば長くなるのでこの辺りで。
 
 
20210123芸術村入口.jpg
 
「清春芸術村」は山梨県北杜市(ほくとし)にあります。
最寄り駅はJR中央本線「長坂」駅。
駅からバスが出ています。
 
20210123道の案内.jpg
 
(私はモタモタしていたのでバス便を逃し往復1時間強歩く羽目になりました)
 
20210123道.jpg
 
(歩いている人は私以外いませんでした。車かバスかタクシーを使った方が良いと思います)
 
 
20210123建築.jpg
 
目印となるのは「ラ・リューシュ」と呼ばれるパリの建築。
アトリエ兼住居として作られたものが、1981年に日本で再現建築されたとのことです。
 
中は見学できませんでしたが、ギャラリーショップがあったので部分的に入ることができました。
 
20210123美術館正面.jpg
 
お目当ての「白樺美術館」です!
こちら、白樺派が建築したわけではなく「いつか白樺派で美術館を建てたいね」という武者小路らの理想を、後世の人々が叶えたものになります。
(白樺派は関東大震災の混乱で雑誌の発刊を中止。仲間内での交流は続けど、個々人の活動が中心になっていきます)
 
20210123美術館入口.jpg
 
中は白樺派の作家によるスケッチや油絵、書やブロンズ像が展示されていました。
文学でしか知らなかった彼らが、思いのほか絵を描きまくっていることに驚きました。
 
ロダンや高村光太郎、名前を聞いたことある作品がちらほら。
撮影不可だったのが残念です。
 
志賀直哉の自画像スケッチのシリーズ(鏡をみて色んな方向から描いている)が、印象的でした。眉毛ふさふさで中々険しいお顔立ち。
あと里見弴の毛筆がかなり素敵!
 
ほかには、
 
20210123安藤忠雄.jpg
 
安藤忠雄設計の光の美術館とか。
 
20210123礼拝堂.jpg
 
礼拝堂とか。
 
 
割とゆっくり見ていましたが、一時間くらいでまわることができました。
 
雑誌「白樺」の復刻本をいっぱい見られるかな~と期待していた「白樺図書館」が偶々整理?調整中?で閉館してたのは残念です(号泣)
 
 
都会を離れ、自然の中をたくさん歩いて、良いガス抜きになった一日でした。
アクセスはあまりよろしくないですが、山梨近辺をまわるバスツアーの目的地にされていることもあるようなので、機会があったら楽しんでみて下さいね。おわり。
 
 
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投稿者 mytown 広報部