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贅沢者

2019.05.30

虚ろ・・・休日の朝はいつもここから始まる。別に虚しいわけではなく、全てがぼんやりとしているのである。
この仕事の都合上、休日となる日は平日である。これについては特に不満はないし、ドラマ「半沢直樹」のラストよりは自分自身すんなりと受け入れている。ただ、必然的に家族とは別にひとりで過ごすことが多くなり、ツアーコーディネーターのようにブッキングしなければならないのである。何かを・・・。
一分は60秒、一時間は60分、一日は24時間。時間の概念は全ての人にとって共通であり、世界長者番付第1位のジェフ・ベゾフ氏がどんなに資財を投じたとしてもこれだけは変えられないであろう。時間は、人間が創り出した通貨という代物とは交換することが出来ないとても貴重なものである。しかし、私自身その価値を本当に知っているかと問われれば、先生にさされまいと気配を消そうとする授業参観日の子供のようになってしまうが・・・。
何かをしなければという焦燥感に駆られて、家を後にする。まずは、このぼんやりとした感覚に輪郭をつけていかなければならない。「珈琲でも飲みに行こうか・・・」。冴えない脚本家の書いた物語のような予想通りの展開と着地点ではあるが、自分自身の思考の稚拙さについては今更驚くべきことではない。

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店に入り、ハーブティーをオーダーする。

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ここで珈琲にしなかったのは、非日常を味わいたいとする私自身の小さな抵抗であろうか。ローズヒップの香りが鼻腔をくすぐる。覚醒という頂きに向かって、その稜線を少しずつ進んでいるのが分かるようだ。だが、私を目覚めさせたのはハーブの香りではなく、その味覚であり、新たに発覚したひとつの事実であった。「私は、ハーブティーが嫌いかもしれない」。あとは脳にエネルギー源であるグルコース(糖質)を届けてあげれば、ミッションコンプリート。「パンケーキ食べたい、パンケーキ食べたい」というフレーズに脳を支配された結果がこちらである。

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ギャップはなく故に萌えもない、見た目通りふわふわのパンケーキを口に運ぶ。そして、目覚めた脳から目の前にある一冊の本に手を伸ばすようにと指令が下された。

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こうして、時計の長針が2周する程の時間をこの場で過ごした。ハーブティーもふわふわのパンケーキも一冊の小説も、今の自分にとって絶対的に必要なものではない。しかし、この数時間を投資した対価として微かな充足感を得たのは確かである。高級車に乗る、豪邸に住む等、お金の贅沢な使い方といえば思い浮かぶことは山程ある。しかし、時間の贅沢な使い方とは、何か・・・。しばし、水嵩の減らないカップに視線を投じて、思いを巡らせる。私が思うに、必要不可欠ではないことに時間を費やし、かつ、その今という時間を愉しみ、噛みしめ、その人にとって何かしらの充足感を得るということではないだろうか。そして、その行為に充足感を伴わなかったしたら、それは“贅沢な時間”ではなく、“無駄な時間”の範疇へと降格してしまうのかもしれない。
などと考えてみたものの、日本と隣国との国境問題が解決をみないのと同様、私にとっての“贅沢”と“無駄”のボーダーラインを苦手なハーブティー一杯を無理やり飲み干す間に決められるわけもなく、贅沢でもなく無駄でもない時間の使い方をしようと思い、店を後にした。
「さぁ、帰って、家の掃除をしなければ・・・・」。


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投稿者 mytown 志木本店