正しい「学習」とは?
こんにちは。志木本店の岩沢です。
今回は、典型的なインドア派の私が、最近読みまして面白かった、”学習”に関するオススメ本
のご紹介を致します。
その本の題名はズバリ、
『脳が認める勉強法ー「学習の科学」が明かす驚きの真実!』です。
この、一読しただけでIQが2~3上がりそうなタイトルに惹かれて買ったわけですが、中身はと言いますと・・・。
実際は、”最新の脳生物学と認知科学に辿り着くまでのヒストリー”みたいな内容が、ページの多くを占めてる感じです。
ですので、『まさに来週テストが控えてる!』みたいな方は買わない方が良いです。全然期待した内容じゃないと思います
350頁近くある本ですし、テストに間に合いません
一方、自分自身や家族などに当てはめながら、人が何かを習得(身体的な技術を含む)するプロセスを理解して役立てたい、という方には、とてもお勧めです。従来の思い込みや経験則の誤りを、科学的に覆す内容もママありますので。
例えば、学生時代に”参考書にラインマーカーを引いて憶えた気になったのに、実際のテストでは全然答えられなかった(=流暢性の幻想)”や、”顔を見て誰かは分かっているけれど、名前が出てこない!(=記憶の検索機能の弱まり)”等のケースは、誰しも身に覚えがあるのではないでしょうか。
この本では、そうした現象がなぜ起こるのか?その時、脳内でどういう現象がおきているのか?また、どうすれ正確な記憶を保持できるのか?といった事についての、数々の実験で明らかになった、科学的な見解が分かり易く書かれています。
その他、分散学習の効果や、自己テストの有効性、睡眠による時間ごとの記憶の定着とその領域など、実用的な知識やメソッドも書かれています。
因みに、脳内の数学等の創造的な領域や、運動機能の記憶整理の領域は、脳が朝方に機能して記憶として定着させるそうです。
そうすると、運動部の早起きしての朝練などもってのほか!と言う時代が来るかもしれません。
受験生の親御さんや、資格試験を受ける方などは、一読してみると良いヒントが見つかるかもしれません。
個人的には、何から何まで正確に記憶してしまうロシア人の新聞記者と、外科手術で脳の海馬を切除した結果、(数秒間の短期記憶を除き)一切の記憶が出来なくなった、アメリカ人青年の話が、強く印象の残りました。
少し長いのですが、読みやすい文章ですので、興味のある方はぜひ秋の夜長に読んでみてはいかがでしょうか。
それでは、また
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