外観良ければ全て良し!? 後悔しない外観の選び方と気をつけたいこと
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一戸建てを建ててそこに住もうと考える場合、まず家の間取りや設備について目がいきがちですが、家の外観もとても大切な要素です。外観の雰囲気は、見る人がもつ家の印象の大部分を左右しますし、住む方にとっても毎日見る家が好みのデザインであったら満足度も上がるでしょう。
それだけでなく、外観は建築後のメンテナンスや周囲との調和にも大きく関わり、長年住んでいく家の住みやすさにも影響していきます。つまり、家の外観は見た目だけでなく家の住みやすさにも大きく影響する要素であり、後悔することのないよう外観を選び抜く必要があります。
外観は3つの要素でできている！
住宅の外観とは、一言でいえば「住宅の外側」です。その「外側」には実にさまざまな要素がありますが、住宅の外観を決めるといってもいい重要な要素が、「家の形」「外壁」「窓」の3つです。
家の形状
家の形状にはさまざまなデザインがあります。どういった形状を採用するかは、家を建てる土地の状況や広さ、住宅に求める機能や間取りなどによって変わってきます。
外壁
家の外側の大部分を占めることになる外壁の色や素材は、家の外観を決めるうえで特に重要な要素です。屋根とのバランスや全体の雰囲気、予算、耐久性やメンテナンスのしやすさなどを考えて決めることになります。
窓
窓の配置や種類は、家の風通しや日当たりを確保するうえでとても大切な選択です。そして、家の外観に反映されるため、その印象にも影響を与えることになります。機能性やデザイン性などを考えながら選択しましょう。
外観を決める際に気をつけたいこと
住宅の外観をどうするかということを決めるうえでは、特に留意しておきたい点がいくつかあります。まずはメンテナンス面。外壁のメンテナンスは、建物の寿命を長くするために大きな役割を果たします。定期点検や修繕のしやすさを考えておきましょう。
プライバシーの確保も忘れてはならない点です。隣接する道路を通行する方や近隣の住宅にお住まいの方の視線を気にせずに住めるかどうか注意しましょう。反面、死角をつくりすぎると防犯面に悪影響ですから要注意。
住宅地に一戸建てを建てる場合には、近隣の住宅と近い位置に家が並ぶことになります。そうした環境においては、街全体の雰囲気や周囲の住宅との調和をある程度考慮する必要があります。いくらおしゃれな家でも、あまりにも調和がとれていない家は違和感が大きくなります。
外観に使われる素材について
外観に使われる素材としてまず挙げられるのは、屋根の種類でしょう。現在の日本で最も多く使われているのはスレート屋根で、そのほかにも、合金めっき鋼板などの金属で葺いた金属屋根や、瓦を葺いて作る瓦屋根などがあります。
外壁の素材としては、パネル状の板を金物などで貼り合わせたサイディングが大半を占めています。なかでも多く採用されているのは、セメントと木質素材を混ぜた窯業（ようぎょう）系サイディングで、デザインのバリエーションも豊富です。
外観をシンプルに仕上げたいという方に人気があるのはモルタル塗装で、こちらもカラーや種類は多岐にわたります。“打ち放し”をはじめとするコンクリート外壁や、塗り替えの必要がないタイル貼りもあります。
おわりに
家の間取りや内装と同様に、外観もこだわりを反映したいと考える大きな要素でしょう。しかし、家の外観は、見た目の印象ばかりでなく、室内の日当たりや風通しのよさ、建物の寿命や周囲の街並みとの調和、そして、広い面積を占めることから建築予算やメンテナンス費用にも影響が生じる要素です。
そのため、外観をどのようにするかを決めるにあたっては、さまざまな点に配慮して決める必要があります。判断に迷ったらハウスメーカーや工務店、建築士に相談してみる、あるいは実際の建物を見学するなどすると参考になるでしょう。
そうして最終的に満足のいく外観に仕立てることができれば、その家に住んだときの満足感は大きいものになり、その住み心地はすばらしいものになるに違いありません。
