人気のリビング階段とは?メリットデメリットについて解説

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最近は住宅設計のバラエティがどんどん増え、実に個性的な設計の住宅をたくさん見かけるようになりました。トイレと洗面所の仕切りがなく、今まででは考えられなかったけれど、やってみると快適な住宅は、マイホーム建築の際にとても参考になりますね。

その中で、住宅展示場などでも見かけることが増えているのが「リビング階段」。こちらでは、リビング階段の役割やメリットとデメリット、などについて深く掘り下げていきたいと思います。

リビング階段とは?

「リビング階段」とは、その名の通りリビング内に階段が設置されている間取りのこと。ハウスメーカーによっては「リビングイン階段」と呼ぶところもあるようです。リビング階段は子どもがいる家庭を中心に人気を集め、ここ10数年前から採用する住宅が増えてきています。

リビング階段のメリット

家族が顔を合わせるタイミングが増える

これまでは、階段というと玄関を入ってすぐのところにあるのが一般的。ですが子ども部屋を2階に設置すると玄関からそのまま子ども部屋に行くことができてしまい、家族が顔を合わる時間が減ってしまうという問題がありました。

その点リビング階段は、必ずリビングを通らないと子ども部屋や自室に行くことができないので、家族が顔を合わせるタイミングが大幅に増えます。子どもが思春期を迎えるとコミュニケーションを取る機会が減っていきますので、リビング階段は子どもの様子を確認できるよいツールとなります。

上下階とのコミュニケーションが取りやすい

上階に家族がいる場合、屋内用インターホンがないと、玄関に回って階段を上がり、家族に声をかけなければなりません。リビング階段ならリビングの下から呼びかければすぐにコンタクトが取れるため、コミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。食事の準備が整ったときに呼びやすく便利ですね。

おしゃれな住まいを演出できる

リビング階段は間取り的におしゃれ、かつ、玄関から階段があるよりも住宅を広く見せることができるため、センスある雰囲気を演出できるという点も大きなメリットです。リビング階段の下に収納を設置できるなど、工夫次第でより便利に活用できる点も魅力です。

リビング階段のデメリット

プライバシーの問題

リビング階段は上階にいる家族とコンタクトを取りやすいのがメリットである一方、リビングの会話や物音が上階に伝わりやすいため、プライバシーを保ちにくいというデメリットがあります。

夫婦で子供のことを相談している会話を、すべて子どもに聞かれてしまうのは問題です。大切な話をするときには配慮が必要となります。また、上階もリビングに届きやすいため、子どもが友達を呼びにくいと感じるかもしれません。

臭いや音が上階に上がっていってしまう

リビングから上階に向けて空間がつながっているため、音や臭いが上がりやすい点もデメリットのひとつです。リビングは一般的にキッチンや、食事をするダイニングと繋がっているため、調理の際に出た臭いがかなり上がっていってしまいます。焼き肉などをするとちょっと、気になってしまいますね。

プライベートを確保しにくい

来客があると、多くの場合リビングに通すことになりますが、どの家族も上階に行くためにはリビングを通らなければなりません。そのため、「プライベートモードなのに来客者と顔を合わせなければならない」という点もデメリットだといえます。入浴後に上階へ行くときもリビングを通らなければならないため、女性は気になってしまうかもしれません。

おわりに

リビング階段は、家族にとってメリットがあると感じる人が多く、新築住宅の7割以上でリビング階段を採用しています。こちらでご紹介したメリットやデメリットを参考に、ぜひリビング階段の設置を検討してみてはいかがでしょうか。家族とのコミュニケーションをより円滑に保つために、大きな役割を果たしてくれますよ。

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